浅井智也写真事務所

なんの脈略も無い開高健とロバート・レッドフォードと同い年のブラッド・ピットと私の話

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なんの脈略も無い開高健とロバート・レッドフォードと同い年のブラッド・ピットと私の話

なんの脈略も無い開高健とロバート・レッドフォードと同い年のブラッド・ピットと私の話

2025/09/18

私がルアーフィッシングを始めたのは開高健「フィッシュ・オン」との出会いからだった。

その後サントリーのCMと相まって北米南米の釣行を記した図版本を夢中になって読みふけった。

そして休みごとに何年もスプーンで釣りまくった。

大陸の大河には行けないから渓流専門で小さなトラウトを狙っていたのだけれど上流になればなるほど水深の問題でルアーが引きにくく上手く流せない問題に頭を悩ませていた。
1グラムや0.5グラムのスプーンは何の躊躇いもなく根がかりして川の中に消えてゆく。
当然軽いルアーを投げるのだからラインは1ポンドや2ポンド。
魚がヒットしてもラインブレイクの頻度が増すわけでランディングまで至らない。
悔しいけれどどうしようもなかった。
そんな時に出会ったのがフライフィッシングだった。
水深が浅くてもドライフライなら長い時間水面を流すことができる。
ナチュラルドリフトが可能になる!
やらない理由はどこにも無かった。
ただ、この釣りは特殊だ。
独学では限界がありキャスティングの練習や実釣で経験を積みようやく形になるまで2年ほど時間がかかった。
さらに数年が経ち やっと自由に釣れるようになった頃、ある映画に出会った。
名作「リバー・ランズ・スルー・イット」
モンタナの雄大な自然の中、大きな川で思いきりキャストして大きな鱒を釣る。
日本の小さな細い渓流とは全く違う光景に驚き圧倒され憧れた。
ブラッド・ピットの出世作。
こんな男前の若者が巧みにフライを操り魚を釣り上げるのだから映像が輝きを増すのは当たり前だった。
監督のロバート・レッドフォードが自分の若い頃を彼に投影したのも無理はない。
素晴らしい俳優で映画製作者、そして若い映画人を育てた偉大な人だった。
ブラッド・ピットがPLAN Bを立ち上げたのは明らかにロバート・レッドフォードの影響だろう。
「リバー・ランズ・スルー・イット」の公開から30数年。
人はいつの間にか老いていてこの世からサヨナラするのかと気づいた訃報だった。

ボーっとしちゃいられない。

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