浅井智也写真事務所

大阪・関西万博の撮影現場から~プロカメラマンが教える撮影のコツ

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大阪・関西万博の撮影現場から~プロカメラマンが教える撮影のコツ

大阪・関西万博の撮影現場から~プロカメラマンが教える撮影のコツ

2025/06/10

関係者入口は意外と便利、でも「落とし穴」にご注意を

大阪・関西万博が開幕し、連日多くの来場者で賑わっている中、先日イベント撮影の仕事で会場を訪れる機会がありました。
一般の来場者とは異なる「関係者目線」での体験談をお伝えし、これから撮影やイベント企画を予定されている皆さんの参考になればと思います。

まず驚いたのは、関係者入口の利便性です。地下鉄 夢洲駅から地上に出てすぐ左側にあり、朝一番に入場する際も一般客とは別ルートのため、行列に並ぶ必要がありません。時間に追われがちな撮影現場では、これは本当にありがたいシステムです。

ただし、ここで重要な注意点があります。撮影機材の持ち込みには事前の許可申請が必須なのです。

私の場合、三脚、脚立、カメラ用キャリーバッグの3点について許可を取得していました。
現場のスタッフの方に聞いたところ、「AD証(関係者入場証)を持っていても、持ち込み許可証を忘れて入場はできても機材が持ち込めない」というケースが意外と多いそうです。許可証はメールで送られてきたものでも有効ですが、スマートフォンの画面で提示するか、念のため印刷して持参することをお勧めします。

 

雨天が「助っ人」に?撮影条件を左右する天候

当日の撮影場所は会場の一番南側、「ポップアップステージ南」という空と海を背景にする絶好のロケーションでした。しかし、あいにくの雨模様。「せっかくの絶景が台無し」と思われるかもしれませんが、実際の撮影では、これが露出的な観点からは幸運なのです。

雨雲に覆われた空は晴天時よりも暗く、舞台の屋根下との明暗差が比較的少ない状況を作り出していたのです。もし快晴だったら、明るい背景と影になった舞台上の被写体との露出差が大きく、かなり撮影に苦労していたかもしれません。とはいえ、天候に頼るわけにはいきませんから、ストロボを持参される方は可能な限り光量の大きなものを選択されることをお勧めします。

また、会場の構造について気づいた点をお伝えします。舞台の東側には屋根がありますが、それ以外の観客席には屋根がありません。雨天時は観客の皆さんも大変ですし、高価な撮影機材を濡らすリスクもあります。

さらに、観客が舞台近くに立つと、どうしても人の頭が写り込んでしまいます。少し高めの脚立を用意しておくと、こうした問題を解決できるでしょう。

 

撮影アングルで変わる「万博らしさ」の演出

撮影やイベント企画を進める中で、イベント主催者の皆さんにぜひ検討していただきたいアイデアがあります。雨天の場合、舞台の向きを東側正面に変更してはいかがでしょうか。東側には屋根があるため、観客は雨に濡れることなくイベントを楽しめますし、撮影スタッフも機材を気にせずに作業に集中できます。また、真夏の炎天下では影の中に入れるメリットもあります。

さらに、東側には柵がないため、撮影の自由度も格段に向上します。カメラマンにとって、構図の制約が少ないというのは非常に重要なポイントです。

そして何より注目すべきは、撮影される映像や写真の「万博らしさ」です。東側から西側に向けて撮影すると、背景に万博会場のシンボルである大屋根リングが写り込みます。これにより、単なるイベント記録ではなく、「2025年大阪・関西万博の記録」として、後世に残る価値のある映像・写真になるのです。

一方、通常の北側から南向きという正面アングルでは、背景は空と海のみ。確かに美しい景色ではありますが、白く飛んだ背景だけでは、将来この映像や写真を見る人たちに万博会場の雰囲気を伝えるのは難しいかもしれません。記録性を重視するなら、晴天の日であっても東側を正面にしたアングルの方が効果的だと感じました。実際に現場では東側正面に変更していただきました。臨機応変に変更、対応して頂き感謝しかありません。

 

現場で気づいた細かな配慮ポイント
撮影現場では、計画段階では気づかない様々な発見があります。例えば、機材の搬入ルートや電源の確保、控室の位置など、事前の下見では見落としがちな実用的な問題です。特に万博会場のような大規模施設では、移動距離も相当なものになります。効率的な撮影のためには、機材の最小限化と、現場での機動性を重視した準備が欠かせません。

また、会場スタッフの皆さんは非常に協力的で、撮影に関する相談にも親身になって対応してくださいました。分からないことがあれば、遠慮なく現場で相談することをお勧めします。

 

これから撮影・イベント企画される皆さんへ

大阪・関西万博は、多くの人にとって一生に一度の貴重な体験となるでしょう。だからこそ、その瞬間を美しく、そして記録として価値のある形で残したいものです。今回の体験が、これから撮影やイベント企画を予定されている皆さんの参考になれば幸いです。

準備を怠らず、でも現場での柔軟性も忘れずに。きっと素晴らしい記録が残せるはずです。万博の成功を願いながら、多くの方々の思い出作りのお手伝いができることを楽しみにしています。

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